気が向いたらてきとうに

ツイッターとかには書ききれない程度の、なんとなく誰かに見てもらいたいものを書いていきます。

実家を思い出す目覚めのニュースを作ってみた

こんにちは!

今回はSFの世界をちょっとだけ実現させてみました。

 

SFの朝

突然ですが「バックトゥーザフューチャー」って映画、ご存知ですか?

名前は聞いたことあっても見たことはないという人も多いかもしれません。

SF映画の代表作として非常に面白い作品でして、AmazonPrimeで見る事ができるので

ぜひ見て観てください。

 

そんなバックトゥーザフューチャーは朝8:00頃の科学者ドクの部屋の様子から始まります。

時間になると自動でラジオやTVが起動し、朝ごはんがカラクリによって作られていきます。

流石に古い映画ですのでゴテゴテの機械まみれですが、

朝の身支度を全自動で行ってくれる、そんな未来を想像したことはないですか?

 

現代ならそんな装置を作るのも不可能な話ではないと思います。

そんな訳で、今回はその一部を作ってみました。

 

どの部分?

今回作ったのは、定刻になると自動で朝のニュースが流れ始めるものです。

イメージとしては、朝起きたら父親が今でニュースを観ていた、みたいな感じです。

ただ一人暮らしではTVもわざわざ買わないので、Abemaニュースを使います。

 

 

やり方

自動でやるとなると、時間を検出してwebページを開くアプリを作るのかなーと考えていたのですが、常時プログラムを起動しっぱなしにするのも嫌です。

しかしMacをお持ちであれば、コードを書くことなく実現可能でした!

MacにはAutomatorというアプリがあり、これとカレンダーアプリを連携させることで実現させます。(存在すら知らなかった)

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これはどんなアプリかというと、Macでの特定の動作を自動化してくれるものです。

例えばあるファイルにある写真データを変換してどこかにアップロードする、といった動作をまとめて行ってくれます。

 

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起動したらカレンダーアラームを選択します。

これを選択することで、作成したアクションをカレンダーで設定した時刻に発火する事ができるようになります。

 

Automatorは変数を保持できるので、手順としては

AbemaTVのURLを読み込ませる→(音量調整)→Webページを開く

となります。

目覚ましのつもりで使うので少し大きめの音量になるように途中で調整を挟みました。

 

実際に入れた画面がこちら

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画面右側に3つの項目が入っている事がわかります。

この状態で実行ボタンを押してニュースが流れたら成功です。

 

そして名前を設定して保存を行うと、カレンダーアプリが起動しAutomatorという項目が追加されていると思います。

カレンダーの現時刻の所に、先ほど設定したアクションがイベントの一つとして追加されています。

あとはこのイベントの時刻を起床時間に変え、繰り返しを毎日にすれば完成です!

 

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毎日イベントが予定されている事がわかります。

普通にカレンダーを見たいときは、左上のAutomatorのチェックを外せばこの文字は見えなくなります。

 

 

ちょっと問題が

ただこれで設定完了!と思って次の日になってもニュースは流れないと思います。

というのもスリープ状態ではAutomatorは実行されないんです。

この時刻になったらスリープを解除してもらえばいいので、

Macのシステム環境から省エネルギー→スケジュールと進むと

「起動またはスリープ解除」の時刻を設定する事ができます。

ここも起床時刻に合わせる必要があります。

 

さらに、Macにログインパスワードを付けていると、当然ログイン画面で止まってしまいます。

そのためセキュリティとプライバシーの項目にて「スリープ解除時にパスワードを要求」のチェックを外しておく必要があります。

ここだけは自己管理でお願いします。

 

 

実際に使ってみて

普段ニュースはTwitterでたまに見るぐらいですが、こうやって勝手に流れてくれると便利ですね。

これを作ってから2ヶ月ぐらい経ちますが、朝目覚めてニュースがついていると、実家暮らしだった時に朝早く親がテレビをつけて朝ごはんを作ってくれている光景を思い出します。

 

なんかSFの世界でワクワクというよりちょっと実家が恋しくなりましたとさ。